7Aug
消費など人々の身近な経済活動を、
心理学と経済学の両面から分析した
アメリカのシカゴ大学の教授、
リチャード・セイラー氏が
ノーベル経済学賞の受賞者に選ばれました。
セイラー氏は、「行動経済学」の権威として
知られています。
具体的には「ナッジ」という考え方を提唱しました。
「ナッジ」とは、注意や合図のために
ひじで人をそっと突くことを指す英単語。
例えばナッジとは、次のような事例です。
レストランのメニューのうち
特定のメニューにのみ「おすすめ」と表示したり
コンビニのレジ前に足跡のシールをつけておき
そこに並ぶよう誘導するなど。
このように、あくまで選択の余地を残しながらも
消費者を特定の選択肢に誘導させるという手法です。
「ナッジ」という言葉を知らなくても
以外と身近で使われている行動科学です。
オバマ大統領が、ナッジを活用を提唱したことで
米国の貯蓄行動を変え退職後の生活を支える貯蓄
の実施率を上げた例もあります。
マーケティングや営業にも活用されています。
顧客を満足させつつ自社の誘導したい選択肢へと
導く方法なんですね。
メニューに「おすすめ」と書いてあったら
なんとなく選んでしまいますものね。
注意したいのは、上手に「ナッジ」を活用されていると
知らず知らずの内に、消費してしまうこと。
貯蓄額が上がる行動でしたら良いのですが
営業に使われるいる場合には
ちょっと「ナッジ」を意識してみるといいですね。
ノーベル賞を受賞したセイラー氏は、
経済的な意思決定の分析に
経済学と心理学の橋渡しをしたと評価されています。
行動経済学は、今後経済学全体に取り入れられる
可能性があると話している大学教授もいるようです。
あなたも、行動経済学を意識してみましょう!
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