1May
家計が赤字なのに、保険に毎月5〜6万円加入している。
赤字家計の見直しで多いパターンです。
保険のセオリーは、収入が低い頃
万が一のことに備えて加入するものです。
収入が増え、お子さんも大きくなったら
未就学児の頃と同等の保険は不要です。
また、2000年以前に保険に加入された方で
「定期付き終身保険」に加入していませんか?
主契約の終身保険は保険料が変わりませんが
定期特約の部分は、一定期間で値上がりするタイプです。
定期保険と終身保険の違いを解説しないと
何が問題なのかわかりにくいので
ザックリと簡単に説明しておくと
定期保険:決められた期間の保険料を支払い
その期間のみ保障される「掛捨て保険」
終身保険:保障が一生涯(昔のタイプは80歳まで)続き
それまで払い込んだ保険料が保険金や返戻金として
戻ってくる「貯蓄性」のある保険。
つまり、定期付き終身保険は、
保障が手厚く掛捨てではないことをアピールして
売られた保険です。
ところが、貯蓄性のある終身部分の割合が
低く毎月3万円もの保険料をかけていても
返戻金がたったの30万円ほどという定期付き終身保険が
多く存在していました。
では2000年以降は、どのような保険が主力なのでしょう?
定期付き終身保険の替わりに「アカウント型保険」が
販売されるようになってきました。
アカウント型保険と、保険料を「アカウント」という
部分に払い込み、その増減ができるので
「自由形設計保険」ともいわれます。
ところが、このアカウント部分から特約を付けると
この特約部分は定期保険、つまり掛捨てになります。
結局は定期付き終身保険と変わらないのです。
むしろ複雑になった分、ご自身での見直しが
しにくくなっています。
現在の予定利率は1%を切っています。
いくばくかの返戻金を期待するよりも
掛捨ての保険の方が、安く保障してくれるのです。
ちなみに、アカウント型保険では定期特約を付けると
解約返戻金が0円になってしまうこともあります。
マイナス金利の現在、保険で貯蓄はできないのです。
また、大黒柱のご主人に生命保険のほか
収入保障保険や医療保険を掛ける傾向が高いですが
会社員の場合は、それらの保険がなくても
社会保険が手厚いので必要ないかもしれません。
それよりも、家事をすべて奥さんに任せている場合は
奥さんの医療保険を充実させた方がいいですよ?
家事を外注すると非常に高額になりますので。
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