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借金大国なのに「有事の円買い」はナゼおきるのか?

海外の投資ファンドなどのセミナーに行くと
よく耳にするのが「日本の預金封鎖」の可能性の話です。

第二次世界大戦後、敗戦国の日本は
戦争での借金を支払うために
国民の預金封鎖をしたことがあります。

そのようなセミナーでは、借金大国の日本では
戦後のように預金封鎖がおきるかもしれないと
続き、不安を煽ります。

不安を煽るセミナーは、
大抵金融商品自体には、魅力のないモノが多いので
購入には注意して欲しいのですが

確かに国の借金は、膨大です。

「国の借金」1044兆円、3カ月で9.8兆円減 15年末

ところが、中国経済・原油価格・米国の利上げ・テロや紛争・
欧州の信用不安等々の不安がおこると

「有事円買い」とも言われる、円を買う動きになり
円高になってしまいます。

あれれ??? なにか変ですね…

借金大国日本の円が安全なのでしょうか?

どうして海外では「円を安全資産」と見ているのでしょうか。

それは、日本の国債(国の借金)の約9割が国内の投資家に
購入されているからです。

自国の投資家が5~6割の欧米主要国と大きく違う点です。

これは、他国から見ると家庭内でパパがママに借金を
しているようなモノなのです。

家庭内のお金のやり取りで、よそからの借金は
ないのですから、破たんはしないと海外からは
見られているのです。

なので、経済的な不安があると、
円が買われ「円高」になるのです。
—————————————

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