20Jul
投資信託の分配金について、
投信の取り扱い説明書とも言える目論見書(もくろみしょ)を読むと必ず
「分配金は、預貯金利息とは異なり投資信託の純資産より
支払われます」
と、書かれています。ここまでは、理解できる方もいるのですが、
その後に書かれている
「分配金が支払われると、その相当額分、基準価額は下がります」
と、いうことを理解している方は少ないのです。
わかりやすく言うと、分配金は同じサイフの中から
支払われるので、その分、財布の中身が減ることになります。
分配金の支払い基準は、投資信託によって異なりますので
一律に考えられないのですが
投資信託をサイフと考えると、毎月分配型の投資信託は、
毎月サイフの中に収益が入ってくるお金が
必要なのは変わりません。
ですから、毎月分配金が出る投資信託の場合
その収益があるのか・どうかを調べることが大切です。
例えば、高金利の債券で運用している投資信託の場合
債券の金利を分配金に充てることもできます。
ただし「高金利の債券」は、必ずしも安全な資産とは
言いにくいです。
分配金の高さばかり目が行ってはいけません。
その収入源や、そもそもの運用資産の安全性など
トータルで選ぶことが大切です。
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