16May
投資信託の分配金は、定期預金や債券の
「利息」とは違います。
まず、定期預金や債券は、一定期間
銀行や債券の発行元に「お金を貸す」と
イメージしてください。
借りたものには、レンタル料がかかりますよね?
「利息」は、このレンタル料と同じ考え方で
貸す時から、貸したお金に対して
何%のレンタル料と決められています。
一方、分配金はどのような仕組みなのでしょうか?
分配金は、投資信託を運用していて出来た
「利益」を分配するものです。
ただし、投資信託の中に「現金」として
利益を貯めていることは、ありません。
それでは、お金を増やせませんよね?
なので、利益も含めて運用しています。
つまり株や債券にかえているのです。
この利益分も含めて投資信託の純資産になります。
投資信託の基準価額は、純資産を投資信託全体の
口数で割ったものです。
分配金は、決算時支払われますが
支払う分だけ株(または債券)を売却して
投資家に現金で配当します。
つまり配当すると、その分純資産が減ります。
純資産÷口数で計算する基準価額は、
分配金を配当した分下がります。
なので、分配金は受け取らず、
再投資すると資産が増えていきます。
また分配金は、すべて利益からではなく
利益以外から支払われることもありますので
毎回分配金を受け取ると、元本を取り崩すことにも
なりかねません。
もしも分配金を受け取っていたら
景気の動向が変化するまで、保有を続けても
元に戻ることはありません。
分配金として、元本を切り崩しているからです。
不安でしたら、専門家にご相談くださいね。
ただし、金融商品を販売していない専門家に限ります。
※注釈
基準価額とは、投資信託の値段のことで、
1万口当たりの値段です。
また口数とは投資信託の取引単位のこと。
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