24Nov
投資信託が複雑に感じてしまうのは、
「口数」の表示の仕方にあるのかもしれません。
「口(くち)」とは、取引する際の単位です。
例えば、新しく発売された投資信託が1口1円で
販売され、運用を開始すると1口の値段が運用の成果によって
変動していきます。
その変動していく価格を「基準価額」として公表しているのですが
この基準価額は、1口の価格ではなく、1万口で表示されます。
ここが少し分かりにくいのです!
また、売却する時に証券会社によっては、
「金額指定」ではなく「口数指定」の場合もあります。
この計算がワカラナイ! と、言うかたもいますね。
売却する口数を出すには
売却したい金額÷基準価額×10,000
で計算します。10,000をかけるのは
基準価額が1万口で表示されているからです。
例えば、投資信託を10万円分売却したい場合、
投資信託の基準価額が1万口当たり12万5,000円のときには
「10万円÷12万5,000円×10,000」=8,000口。
ただし、基準価額が公表されるのは、投資信託の取引の申込を
締め切った後です。
目論見書を見ると書いてありますが
売却申込受付日の翌営業日の基準価額が適用されますので
口数決済の場合、計算して出した金額は
概算となってしまうのです。
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